ひつじとハンモック

=30代OLひとりぐらしの日常=

お互いの好きなものごとを共有しあうこと

もしかしたら、これまでの家計簿をご覧の方は、なんでこの人は交際費を節約しないんだろうと思っているのかもしれません。交際費多いなとは思っているのですが、できればここを節約するのは最後にしたいと思っています。

 

学生時代は、ほとんど友達ができなくて、社会人デビューの年は同期がいなかったので、なんでも語り合えるひとがいなかった。

 

社会人2年目に、年齢の近い部署仲間ができて、その人たちとは仕事の愚痴を言ったり、お互いに励まし合ったり、恋バナをしたり、休日に遊びに行ったりした。でも、友達にはなれなかった。それは、私が私らしくいられなかったから。私の言動はなぜか、彼女たちに面白がられていた。笑ってくれてるならいいかと思っていたけれど、なかなか本心をさらけ出すことはできなかった。結果、だんだんと疎遠になって、私はその会社を辞めた。

 

そして数年前、少しずつ友達ができるようになった。ネットで知り合った人もいるし、ライブハウスで出会った人もいる。その人たちとは、お互いの話をすることが多い。好きな音楽のこと、仕事のこと、好きな人のこと。悩んでいること。なんでも話す。私の言動はやはりちょっと変わっているらしく、笑われることはあるけれど、その人たちはなぜ私がちょっと変わっているのかを知っていて、それを教えてくれる。その原因は、いまから治そうとして治るものではない。だけど、その人たちは、そんな私を理解した上でつきあってくれる。私が逆の立場なら、めんどくさいって思うかもしれないようなものなのに。感謝しかない。

 

いまの私は、こころがとても穏やかだ。
もちろん気持ちの上下の起伏はあるのですが。

 

会いたいと思ったときに連絡できる人達がいる。昔なら「遊びに誘いたいな、でも断られるかもしれない。本当は私のこと嫌いかもしれない」と悩んでできなかったけど、いま仲良しの人達に対しては、めんどくさいとは思ってるかもしれないけど、少なくとも嫌いとは思われてない。断られたとしても、いつならあいてるよっていう返事をしてくれる人達だから、こわくない。

 

逆に、むこうから突然連絡がくることもある。ごはんにいこうという誘いがほとんどで、会うと仕事や恋愛に関するモヤモヤを話してくれる。私もアドバイスしたり、アドバイスできないときは、私の過去の引き出しから、その境遇に似た状況の話をして、そこから共通点とか、改善点とかを話し合う。ピタリとはまる答えが出るときもあれば、お互いに解決策が出せず、でも話したことでスッキリはできた、という結論でわかれたりもする。

 

そんな毎日が、私はとても幸せなのである。

 

お給料は高くない。会社が潰れたら正直、転職てきるのか微妙で、不安はある。
まだ30代だ、キャリアアップのために、もっと頑張るべきなんじゃないのかとも思う。

 

いつか、友達はみんな結婚して子供を育てるようになるだろう。
そうしたら、今みたいに会えなくなるだろう。
そうなったら、私はまた一人になるのかもしれない。

 

でも、それでも、私はいまの時間を大切にしたい。

 

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村上春樹好きの人達と、「村上春樹イラストレーター展」に行ってきた。
同じものを同じ日にみて、あれがよかったこれがよかったと話し合う。
とてもかけがえのない、いとしい時間だった。

 

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