ひつじとハンモック

=30代OLひとりぐらしの日常=

14年ぶりの続編、「お迎えです」に涙。

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田中メカさんの漫画「お迎えです」の6巻が発売になりました。

 

日本テレビ系列ドラマ「お迎えデス。」という形でドラマ化されたこともあって、続編漫画が執筆され、14年ぶりの新刊ということで。もう、嬉しくて嬉しくて。

家まで待ちきれず電車で読んで3回くらい泣きました。そして家でも読んでまた泣くという。笑

 

ストーリーを書くと、
幽霊が見える主人公・堤円(つつみまどか)は、幽霊に体を乗っ取られても自我を保っていられるという体質から、とあるアルバイトに勧誘される。

勧誘主はGSGのナベシマさんとゆずこ。この世に未練のある幽霊を成仏させる機関で、そこの社員(であり幽霊でもある)。

ナベシマさんに片思いをしている人間(で幽霊が見える)幸とともに、この世に留まっている幽霊の未練を晴らして、あの世に送っていくという話です。

 

心のあたたかさがじんわり沁みてくる話が多くて、新刊では、仕事が忙しくて子供と会話もろくにできず、お互いにお互いのことが大好きなのに、その気持ちがすれ違ってしまっている父子の話が最初にあって、終盤のお父さんの登場シーンと、子供の表情が愛おしくて泣けてきてしまった。ああ、家族っていいなぁと思うラストシーンでした。

2話目は、これ、ナベシマさん的には、生きてた頃に好きだった女の子のことを思い出してしまうんじゃないだろうか?だからあまりその幽霊と関わらなかったのかな。

3話目は、いつ死ぬかわからないのだから、好きという気持ちはちゃんと伝えないとな(相手に返事を強要せず)と思った話でした。自分の気持ちにもっと正直になっていたら、彼女と彼の今はもう少し違っていたのかもしれません。

 

話の途中で、みんなで花見にいくシーンがあるのですが、
死者であるナベシマさんとゆずこは、年を取らないから、いつか円ちゃんと幸がおじさんおばさん、おじいちゃんおばあちゃんになっても、そのまんまなんだなと思うと、なんだかとても寂しくなったのでした。

 

全体的に言えることは、やはり円ちゃんって、男性として素敵な人だなということ。
誰が好きかと聞かれたら、私は即「ナベシマさんだよ!」と答えますが(笑)
1話で子供が逆上がりの練習をしているときに、「俺のひざを踏んで蹴り上げてみなよ」と言える円ちゃんに、とてもときめいたのでした。こういう旦那さんがいたらいいなーと。

 

まさか大好きな漫画の新作が、14年経って読めるなんて。
しかも後日談とか番外編とかではなく、5巻の続きという形で読めるというのがもう、感無量でした。

お迎えです。 6 (花とゆめCOMICS)

お迎えです。 6 (花とゆめCOMICS)

 

 

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